おうち英語

Twinkl Phonics:初心向け講座Phonics Training (PR記事)

英国教育省認定フォニックスの一つであるTwinkl Phonicsの初心者向けの講座 Phonics Trainingを受講しました。今回はこのPhonics Training講座にくわえて、以前受講したUdemyのTwinkl Phonics講座もあわせてレポートをします。(今後再度開講されることもあるそうです)

目次

英国教育省認定フォニックスとは

フォニックスは「発音が改善する便利ツール」と思われていますが、実は読みと綴り」を子どもたちがしっかり身につけられる方法です。

いろいろなフォニックスの教授方法があるのですが、なかでも英国教育省認定のシステマティック・シンセティック・フォニックスは、子どもの本や絵本に出てくる頻出度順にフォニックスを教えるメソッドで、単に音素を学ぶだけではなく専用の絵本を読むことで音素の定着がしやすいことでも知られています。

英国教育省から認定を受けたシンセティック・フォニックスは46社ありますが、「おうち英語」に取り組まれている保護者が、日本からアクセスしやすい3社は以下の3社、Twinkl PhonicsJolly Phonics、Oxford University Press社のFloppy’s Phonicsでしょう。

Twinkl Phonicsは教材が豊富

英国教育省認定のシンセティック・フォニックス教材の中でも、とりわけTwinkl Phonics使い勝手の良い教材が豊富にそろっていることで知られています。

海外ではTwinklの素材は教育現場でとても人気ですが、現場の教員だけでなく保護者も「同じ教材」にアクセスして利用できることも利点です。

教育施設と家庭が協力しあって、子どものフォニックスの定着に取り組むために「同じ教材」や「学習計画」をシェアできることは画期的です。小学校から宿題で持ち帰ったフォニックスの絵本(デコーダブル本)で、学習した音素の定着を図る際も、保護者自身がTwinkl Phonicsにアクセスできるので、子どもの学習進捗状況を把握しやすいでしょう。

月額わずか1,320円 (2024年5月現在)Twinkl Phonicsはじめ豊富な教材が使いたい放題なのもお手軽です。

Twinkl Phonicsの教材の内容を知る:Udemyの無料の3つの講座がお勧め

豊富なフォニックス教材がそろっているTwinkl Phonicsは、「フォニックスでこういう素材が欲しい」と検索すると、たいていヒットする便利なサイトです。しかし、あまりにも教材が多いために、Twinkl Phonicsが用意している学習プランや教材のリンクがなかなか分かりづらく、「魔宮」なのが少し残念な点です。

しかしながら、「次に何を学習させるかのプラン」があらかじめすべて用意されているなど、教材は非常によく作り込まれています。どんな教材がどういった意図で用意されているのかについて具体的に内容を知りたい場合は、Udemyの提供する3つの無料の指導者向けのTwinkl Phonicsのトレーニング講座がお勧めです。

この指導者向けのUdemyの無料トレーニングコースは、一つずつの講座の学習時間は1.5時間から2時間と表示されています。しかし実際は、コース内で紹介されているTwinkl Phonicsの教材に都度アクセスして確認していくと3倍くらいの学習時間が必要なのでご注意くださいね。

このコースには、2019年のOfstedのPhonicsも含めた訪問監査の実態など最新情報も加えられていて、イギリスの現役教員にとって役立つ研修コースに仕上がっています。

おうち英語の方にも、実際どう使っているかが垣間みられて参考になるでしょう。

例えば、フォニックスは「読みと綴り」へとつながるツールであることが説明されていて、とりわけ「リーディング」によって子どもの「語彙力がアップ」、同時に「想像力や理解力も育まれる」こと、さらに子どもにはハードルが高い「共感」の概念や自分をとりまく外の世界への探求心までが養われると説明されています。

くわえて、「読みと綴り」につなげるために、常に授業では前回までの「復習」からスタートすることが重要取り組む際のコツも強調しています。また、フォニックスが教える教員向けに実践的なヒントも豊富に提供されていて、例えば、「グループ分けは、同じレベルの子を一つのグループにする」ことや、「小さい学年の子には毎回同じルーティンの学び」が取り組みやすいこと、一方で「大きい学年の子にはさまざまな素材を使って発展的な学習」をさせることがポイントとも述べています。おうち英語でこのシンセティック・フォニックスを使う場合も子どもの年齢によって配慮すべき点が参考になるでしょう。

フォニックスだけではなく、その前段階の重要なフォノロジカル・アウェアネスの説明も充実していて、「環境音」「リズムや韻」「頭韻(アリタレーションと言われ、例えばPeter Piperのpの音のこと)」や「身体を叩いて出る音」「子どもの自分の声」などが分かってからフォニックスの指導を始める必要性を分かりやすく説明しています。

ただ、講座によってはバックグランウドミュージックが大きすぎて解説の声とかぶってしまっている点が少し残念な点です。

Twinkl Phonicsをおうち英語で使うヒント:Phonics Trainingの講座より

Twinkl Phonicsの内容が非常に充実していることは、先ほどのUdemyの講座でもよく理解できました。

問題はあまりにも教材の量が多すぎて、それを保護者がすぐに見つけられないことかもしれません。教員はもちろんのこと、私達のような「おうち英語」に取り組む保護者が的確にTwinkl Phonicsの教材を「見つけて使えるか」は実際にはなかなか難しそうです。

今回、受講したビギナー向けのオンライン講座Phonics Trainingは、この「Twinkl Phonicsの魔宮状態」を解消する救世主になりそうな内容でした。Udemyのコースとは異なって、所要時間は想定時間どおりで5時間から6時間でコンパクトです。

講座の特筆すべき点は5つあって、例えばフォニックス講座の膨大な教材をTwinkl Phonicsのサイトの表紙からざっと紹介して、サイトのページから各学年のレベル分けへのアクセス方法や、教材の種類別に「教室で説明に見せるスライド」や「家庭学習用素材」など目的の素材を項目別に検索する方法も丁寧に紹介されていました。

  • フォニックス初心者でも「用語の解説」があるので、勉強になる
  • Twinkl Phonicsの全体像を俯瞰できる
  • Twinkl Phonicsをどう検索すべきかが分かる
  • Twinkl Phonicsの教材へのリンクがあってすぐに始められる
  • プランの立て方や成績の付け方のファイル紹介もある

Phonics Training講座リンク教材例:「同音異綴り」表

また、具体的な素材へのリンクが豊富なのも良い点でした。クリックすると目指す教材に飛べるのですぐに使うことが出来ます。

いろいろリンク先に教育的なリソースが用意されていたのですが、なかでも最終レベルLevel 6 Growing Sound Families Display Packに入っている同音で異なる綴りのポスターはかなり便利だと思います。

このポスターに載っている基本的な同音異綴りの音素が分かれば、フォニックスの最終段階での「綴り(スペリング)」へスムーズに移行できるでしょう。

たとえフォニックスのビギナーレベルであっても、最終ゴールが何であるかをしっかり把握することで、学ぶ課程も可視化出来て、モチベーションを保つこともできるに違いありません。

さらに、Level 6 Growing Sound Families Display Packには、いろいろな教材が入っているので、ディスプレイ用だけでなく、「同じ音の綴り」すなわち「同音異綴り」を分かりやすく仕立てたマットも普段から目につくところに置いておくといいでしょう。

この、フォニックスの最終フェーズである「基礎的な同音異綴り」のポスターとマットが入っているLevel 6 Growing Sound Families Display PackにはLevel 2からLevel 6までの「同音異綴りの基本的音素」も含めたTwinkl Phonicsで学習すべき「音素」が網羅されているので、まさにフォニックスの集大成ともいえるパックです。

是非フォニックスを学習する際は、このポスターとマットがお手元にあれば文字が違っても同じ音になる同音異綴りの組み合わせを理解できて、読みと綴りをスムーズに行う助けになるでしょう。

まとめ

Twinkl Phonicsは豊富な教材が安価にアクセス可能ですが、教材の探し方がかなり難しい点が難点でした。

Twinkl Phonicsの教材内容そのものはUdemyの無料講座が分かりやすく、教材の探し方は今回受講したPhonics Trainingの講座が良いガイド役になりました。

(今回、Twinkl Phonics様よりオンライン講座Phonics Trainingを無料で受講させていただき、記事に仕立てています)

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